神社名 | 五穀神下宮(水取宮跡) |
鎮座地 | 福岡県糟屋郡久山町猪野1064 |
由緒等 |
水取宮は神功皇后が三韓遠征の際、皇后を守護した水を掌る神々を祀るために創建したと伝えられています。かつては供日田に建立されていましたが、洪水の難があるとして文安五年(一四四八)宮園に移され、さらに元和三年(一六一七)この権現の地に遷されました。明治時代の神社・仏閣合併合祀令により現在は天照皇大神宮に合祀されています。 その昔、猪野の村内では井戸を掘ることが禁止されていたため、村内には二つの井戸しかありませんでした。天照皇大神宮御供井と水取宮神井です。井戸を掘ると必ず悪いことがあるとして村民は皆、川の水を汲んで日常に使っていました。この水取宮の井戸は毎年水取宮の祭日(九月十八日)に限って、朝四ツ時(十時)から昼七ツ時(十六時)の間、井戸が枯れて一滴もなくなり、暮六ツ時(十八時)になると、清水が湧き出て井戸に満ちあふれたということです。 |
メモ | 伊野天照皇大神宮への車道脇に鎮座します。 |
地図 |