神社名 | 伊野天照皇大神宮 |
鎮座地 | 福岡県糟屋郡久山町大字猪野604 |
由緒等 |
伊野天照皇大神宮由来記
祭神 天照大神 手力雄神 萬幡千々姫神 合祀 水取宮祭神 五霊大明神 住吉三神 志賀三神 ここに鎮座せらるゝ伊野天照皇大神宮は、その縁起をたずねるに草創は極めて遠く、日本書紀によると神功皇后香椎の宮に御幸臨の砌、仲哀帝の九年三月(紀元二〇〇年)皇后小山田邑の斎宮に入り、自ら神主となり天照大神(撞賢木厳御魂)の霊をお祭りになつたと記されてある。 降つて、陽成帝元慶元年十二月十五日(紀元八八七年)筑前天照神に授位のことが三代実録に見えている。 往古、この宮は南古宮大神宮として祭られてあつたが旧記によれば武将の信仰厚く、北条時宗、菊池武重、織田信長、立花道雪、小早川隆景等は、各難局に際して奉幣し或は社領を奉納するなど敬意を表したと云う。 次で、慶長年間(紀元一六〇一年)黒田氏福岡に入封後代々藩主崇敬厚く、二代藩主忠之は、神主、工匠を伊勢に派遣して、伊勢神宮の構法を学ばせその秘法を授かつた。斯くて伊勢の例にならい二十年毎に式年遷宮を行うことになつた。その神幸には、筑前一円の大庄屋、庄屋が参列し一国を挙げて盛大無比の一大絵巻が繰り展べられたと云う。 後に、六代藩主継高の時天和三年(紀元一六八三年)に、此の社地に社殿を移築して益々祭祀を手厚くしてその五穀成就祈祷礼の如きは、藩内各村々に行渡り広く庶民に敬仰されたことは記録に詳らかである。 |
メモ | 旧縣社。自然豊かな山間に鎮座します。空気が非常に綺麗で、お薦めの神社です。 |
地図 |