神社名 | 賣沼神社 |
鎮座地 | 鳥取市河原町曳田169 |
由緒等 |
「『延喜式神名帳』に『八上郡賣沼神社』とある神社でありまして、中世より『西日天王』といっておりましたが、元禄年間よりもとの賣沼神社という名にかはりました。御祭神は『八上姫神』でありまして御祭日は十月一日を大祭としております。『古事記』の伝えるところによると、出雲国の大国主神は八上姫神をオキサキになさろうとしてこの因幡国にお出になりました。途中で白兎の難をお救いになりまして、この白兎神の仲介で八上姫神と首尾よく御結婚になりました。この神話伝説は漂着した外地の舟人たちが千代川をさかのぼって、まず曳田郷をひらいたことに間違はありません。対岸山麓の前方後円墳を神跡とするのも決して單なることとは云えないようであります。」 (案内板より) |
メモ | 旧郷社、式内小社。 八上比賣命をお祀りする式内社です。 清流、曳田川沿いにあり鳥取市街から車で30分程南に行ったところにあります。 御祭神の八上姫は因幡の白兎を助けた大国主命が結婚した姫神です。対岸の嶽古墳には八上姫が埋葬されているという伝説があります。 詳しくは触れませんが結婚後の八上姫の話はなかなか悲しいものがあり、子供を残して因幡の国に帰ってしまいます。 この神社周辺が出生の地です。 そういう八上姫の心情に寄り添い参拝すると曳田川の流れる音だけが響いてなかなか寂しいものがあります。 そして神社周辺は大国主命と八上姫の像など八上姫公園として整備されています。 |
撮影年 | 2024年 |
地図 |