神社名 | 栗渓神社 |
鎮座地 | 鳥取県鳥取市栗谷町32-1 |
由緒等 |
「社伝によると、貞観の頃(9世紀後半代)に因幡国内に疫病が流行した際、疫病を鎮める神として御神徳の高い牛頭天王を祀る播磨国(兵庫県)廣峯神社の御分霊を勧請奉祀したものといいます。 享保五年(西暦1720年)、吉方より出火した石黒大火の際に、社殿・棟札や記録類をすべて焼失したものの、御神体は難を逃れました。 従って、神社の創立年代など詳細は不明です。 江戸時代迄は牛頭天王と称し、社地を天王山と呼びましたが、明治元年に栗渓神社と改称。『陰徳太平記』巻四八、元亀三年(西暦1572年)山中鹿之助が久松城に押寄る際の記述に「天王の尾」とあり、当時すでに栗渓神社はこの地に鎮座していました。」 (由緒書より) |
メモ | 「くりたにじんじゃ」と呼びます。
北には鳥取城の産土神である長田神社、南には鳥取県神社庁と東照宮と樗谿公園があります。
神社へ至る道は非常に細いですが普通車なら難なく通れますし、神社そばにちゃんと参拝者用駐車場もありアクセスは悪くありません。 御祭神は須佐之男神(牛頭天王)です。 牛頭天王系の神社は廣峯神社、八坂神社、津島神社系統の勧請が多いですが、この栗渓神社は廣峯神社系統の神社になります。 本殿は明治十年改築、拝殿と幣殿は寛保二年(1742年)再建されたものです。特に拝殿、幣殿は鳥取独特の湿気の多さによる腐食と変色が相俟って見事な味わいが出ています。また本殿奥の稲荷神社も文政十一年(1828年)のものでこちらも味わい深い経年変化が見られます。 |
撮影年 | 2024年 |
地図 |