神社名 韓国宇豆峯神社
鎮座地 鹿児島県霧島市国分上井898
由緒等 祭神 五十猛命
創建年代 不明

 大隅五座のひとつ。「延喜式神名帳」(972)に「大隅国韓国宇豆峯神社小」とあり、式内社(3132座)で「韓国」「辛国」「韓」などが付く神社名は宮内省二座、河内国一座、出雲国七座、豊前国一座、大隅国一座があります。
 「続日本紀」によると、和銅七年(714)すなわち大隅国設置の翌年に、豊前国から二百戸(約五千人)の民を隼人を教導するため移住させています。そのときに、韓国神も移動して建立したものと伝えられています。
「宇佐記」によりますと「欽明天皇三年(571)二月、豊前国宇佐郡菱形池の上小椋山に祭られたのを当地宇豆峯の山頂に遷座され、さらに国司の進言により永正元年(1504)十二月、現在の地に奉遷した」との記録があります。また、神社由緒書にも豊前国から遷されたと明記されており、豊前国とゆかりのあることが推定されます。 (案内板より)
メモ 旧縣社、式内小社
隼人を服従させるために豊前等から移住してきた人々、すなわち新羅など渡来系の人々が移住してきた地に建てたとされる神社。八幡神顕現伝説の地の一つとする説もあります。
今でこそ静かで小さな神社ですが、隼人征討と渡来系の人々との関係を物語る非常に重い歴史を背負った重要な神社といえると思います。
地図

社頭

社号標

鳥居

参道

門守神社?

門守神社?

境内

手水舎

拝殿

渡殿

壮麗な本殿

鳥居の社紋

末社

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