神社名 | 蛭児神社 |
鎮座地 | 鹿児島県霧島市隼人町内2563 |
由緒等 |
なげきの杜と蛭児神社 蛭児神社の創建は定かではありませんが、神代の頃ともいわれています。大隅国二宮で、社殿は昭和五年に改築しましたが古くなったため、平成二十三年七月に新たに造営しました。 祭神の蛭児尊は、イザナギ・イザナミの二神の間に生まれた神様で、漁業、航海、商売の神として信仰されています。言伝えによりますと、二神は蛭児神を大変かわいがっていましたが、3歳になっても足腰が立たず、二神は嘆いて高天原から天磐樟船に乗せて流しました。そして流れ着いたのがこの地で、天磐樟船から大変不思議なことに枝や葉が出て、成長し大木となりました。その楠の実が落ちてなげきの杜一帯に繁茂しました。 しかし、歳月が経ち楠は朽ち果て空洞を生じ、根株のみとなりました。今のその切り株が「神代の楠」として残っています。現在の楠の神木は享保十三年(1728)年国分地頭樺山主計久初が植え継いだものといわれています。 (案内板より) |
メモ | 鹿児島神宮北方に鎮座する大隅国二宮。大変に悲しい伝説の伝わる神社で、「神代の楠」は現在もその姿を見ることが出来ます。何分伝説なので真贋のほどは分かりませんが、何か聖なるものを感じずにはいられません。周囲は非常に静かな空気が漂っています。 |
地図 |