神社名 | 今八幡宮 |
鎮座地 | 山口県山口市上宇野令827-5 |
由緒等 | この社の創建年代は不明であるが、鎌倉時代に大内氏一九代弘成の娘に今八幡殿と呼ばれた人名があり、山口に大内氏が移る以前からあったことがわかる。文亀三年(一五〇三)大内氏三〇代義興が下宇野令の朝倉八幡宮を今八幡宮の地に移し、二社を合併して造建したのが現在の社殿であると伝えられている。 楼門は左右に切妻造りの翼楼を付し、正面に一間の向拝がある。拝殿は桁行三間、梁間一間の切妻造りで、その後方に本殿がある。社殿は楼門・拝殿・本殿が一直線に配置されている。 このように楼門を拝殿に兼ねた造り方は山口地方独特の形式であって、山口近郷には同形式のものが多くみられる。本殿外陣の海老虹梁や楼門柱下の礎盤など、禅宗様の建築様式が見られる。 なお、当社には大内義隆が寄進した銅製の鰐口があり、国の重要文化財に指定されている。 (案内板より) |
メモ | 山口県独特のいわゆる「大内様式」の楼拝殿が特徴的な重厚な神社です。 |
地図 |