神社名 | 十島菅原神社 |
鎮座地 | 熊本県球磨郡相良村柳瀬2240 |
由緒等 |
十島菅原神社は、球磨川とその支流川辺川が合流する場所に近い平野部に位置。菅原道真を祭神とし、創建は弘安年中(1278~1288)と伝えられています。 境内には池があり、その中に十の島が点在しており、それが地名の由来ともなりました。神社は南面し、最も大きな島に本殿、その前面に拝殿等が配置されています。 本殿は、棟木の墨書銘から天正十七年(1589)に藤原頼房(相良第二十代長毎)を施主として建てられたことが分かります。梁間(奥行き)二間の三間社流造で、内部には切妻造の宮殿を安置しています。宮殿の底板には墨書銘があり、本殿と同時に建築されたことが知られます。 拝殿は、江戸時代中期の建造と推測されています。桁行七間、梁間三間の入母屋造で、東側正面寄りに鍵屋状に饌室がみられます。 十島菅原神社本殿は、保存状態も良好であり、細部意匠や拝殿の奥行きが長いことなどに地域的特色が見られ、学術的にも貴重なものとなっています。 (案内板より) |
メモ |
「願いをとおす10の島」と称し「とおしま(十島)す」神社として受験生に人気の神社となっています。 球磨地方に独特な茅葺きの神社で非常に美しいです。国指定重要文化財に相応しい造りです。 石造りの手水舎は結構珍しいと思います。 |
撮影年 | 2022年 |
地図 |