神社名 | 十九社宮(上天草市維和島) |
鎮座地 | 熊本県上天草市大矢野町維和 |
由緒等 |
寛永14年~15年(西暦1637~1638)の天草・島原の乱に関連して、天草のほとんどの神社仏閣が破壊された。 その後、天草は天領となったが、初代代官であった鈴木重成公はそのことを憂え、荒廃した天草の島々を再興するため、領内の各地に氏神を祭らせた。このことが十五社宮の起こりである。天草には150以上の神社が存在すると云われる。 祭神は天照大神外二神に、阿蘇十二神を加えたもので、中には十五社宮とせず、地名を冠した神社名でよばれている社もある。 本宮は寛永18年9月19日に字鬼塚の現在地に建立された。一部神社も時代も不詳ながら新たに四神を加え、十九社宮にしたという伝承が残っている。 祭りは一日祭で、現在は建立日の陰暦(旧暦)の9月19日に行われる。戦前、祭日には参道に市が立ち、参詣者も多く賑わいをみせた。戦後になり、時勢に倣って太陽暦(新暦)に変更したところ、その間集落に災いが続いたため、もとの旧暦に直された。 (案内板より) |
メモ | 維和島の蔵々漁港の近くに鎮座します。大矢野島から椚島、椚島から維和島と2つの大きな橋を渡ってようやくたどり着きます。また維和島の中でもかなり細い道を進まなければなりません。天草諸島には十五柱を祀る十五社神社が非常に多いのですが、ここは十九柱と少し御祭神が増えてます。 |
撮影年 | 2022年 |
地図 |