神社名 | 妻山神社 |
鎮座地 | 佐賀県杵島郡白石町馬洗2409 |
由緒等 |
祭神 抓津姫命・抓津彦命・菅原道真・綿津見神・大地主命 祭神抓津姫命の御兄五十猛命と共に韓国より、種々の樹種を持ち帰ってこれを九州をはじめとして全国に植え給いし事は正史に明らかである。而して御鎮座の地は杵島山の中央部にあたり、古書に杵島山に三神あり云々より察すれば、当社も其の一社ならんか、されば創建の年代詳らかならざるも、その古きこと想像するに余りあり。しかるに元亀天正の頃、領主平井氏の時、兵火に罹り、虚しく灰燼となり、付属の寺院等も衰滅に帰し、神社も衰頽を極め、将に廃絶せんとせしかば、古記録等皆散逸して往古のこと知るに由なきも、須古庄並びに六角郷の総鎮守神として、大宮司家をはじめ、寺院方坊、下社人一人、下社家丗六人ありて奉祀せりという、龍造寺隆信、須古城主平井經治を攻めこれを破り、弟信周を城主とすると慶長十二年八月従来の社地に上宮を置き、現今の社地に社殿を建設し、歴代の領主も大いに崇敬した。明治四年、郷社に列せられ、明治四十二年無格社の合祀により菅原道真外祭神二柱増加す。 (参考:佐賀県神社誌要) |
メモ |
旧郷社。 祭神が抓津姫命・抓津彦命と九州では比較的珍しいです。一の鳥居、二の鳥居ともに美しい肥前鳥居であり、楼門、社殿も立派な隠れた名社といえます。白石町にはその他、稲佐神社など名社が揃っており是非とも訪れておきたい神社の一つです。 |
地図 |