神社名 | 上津神社 |
鎮座地 | 大分県豊後大野市大野町片島1386 |
由緒等 |
所在は大字片島字上津山。月読尊、応神天皇、神功皇后を祭る。 開基は神功皇后三年(203)11月3日月読尊を勧請。その後聖武天皇の神亀元年(724)応神天皇、神功皇后を相殿に勧請して上津八幡宮と号した。承和元年(834)国司大江字久宮社を造営、その後は国司が造営する仕来りとなる。 後一条天皇の長徳三年(997)大納言藤原頼房、祭祀用田九段を寄進。寿永二年(1183)緒方三郎惟栄社殿を修復、田地三十歩を寄進。承元元年(1207)四月、大友能直社殿を再営神領として三〇〇貫文を永代寄進。至徳元年(1384)大友10代親世、鳥居奉献、額に菱形山と刻む。一の鳥居は寛正三年(1461)鎧ヶ嶽城主戸次親載の奉献になる。天文十九年(1550)大友義鎮田地五段を寄進。戸次鑑連(道雪)は永禄丙寅年(1566)金幣を、同十二年(1569)鰐口及び田地三段歩をそれぞれ寄進。 その後、中川秀成岡城入部以降藩主の寄進参拝あり、現社殿の神号額は、安政二年(1854)四月、中川久昭の寄進になる。 明治四年郷社、昭和九年県社に列せられる。 昭和四十二年、参拝に不便なため社殿を上津山山頂より、山麓の現在地に移転した。 (案内板より) |
メモ |
旧縣社。 県道693号沿いで山の中に鎮座する神社で、少し分かりにくい場所にあります。 もともとは九州でもあまり数が多くない月読尊を主祭神にした神社でした。 見どころである本殿裏の一の鳥居は寛正三年(1461)のもので時代を感じさせる造形です。大分県内でもかなり古いもので県指定の文化財です。 |
地図 |