神社名 | 八旗八幡神社 |
鎮座地 | 大分県杵築市山香町野原2254 |
由緒等 |
八旗八幡神社(別名:雨乞い神社) 祭神=仲哀天皇・応神天皇・神功皇后 元正天皇の養老四年(720)大隅・日向の隼人などが朝廷を覆そうと反旗を翻したとき、天皇は、3月4日、隼人征討の勅を発し、宇佐八幡宮に遣いを出し神輿を奉じて征途に向かった。9月9日山香郷野原の臼台(宇佐台)に着いた。そのとき八旒の白旗が現れたので八幡神を奉祀した。 現在では春3月・秋10月初めの土日、年2回大祭の御神幸があり各仮宮でお神楽が奉納される。毎年、11月23日には新嘗祭の神事があり、神楽が奉納される。 また、「汐くみの行事」として、田植え前又は田植え後、日照りの時「雨乞い」のため日出の浜(日出町・大田)にご神幸になった。氏子より1戸1人、笠と「ミノ」を着けて参加、笛・鐘・太鼓を打ち鳴らしながら行列し海岸に向かい、海岸から船に神輿を乗せ沖合で雨乞いの祈願。2本の竹筒に酒を入れ海に沈め、別の潮水を竹筒に潮水を汲み持ち帰り神前に供える。お供の人たちはそれぞれ竹筒に潮水を入れ持ち帰り、田んぼにまいた。 昭和45年以後は、灌漑施設が整備されたため「汐くみの行事」は行われていない。 (案内板より) |
メモ |
旧郷社。 国道10号線近く、山深い山香の中心部近くに鎮座する古社。九州各地に点在する「八旒の白旗」という八幡神降臨伝承をもとに創祀された。 |
地図 |