神社名 一目連神社(久留米)
鎮座地 福岡県久留米市北野町中2589
由緒等 祭神
 天麻比止都禰命
由緒
 社説に曰く、天保六年(1835)四月二十九日、元久留米藩主有馬少将頼徸公(有馬家八代)、北野郷水害鎮護の守神として伊勢國桑名郡多度村鎮座、国幣大社多度神社別宮一目連神社の御分霊を奉祀す。当北野郷は水田廣漠人煙稀薄なりしか故に、歳々鶴雁の類群集し狩猟の好適地なれば代々の領主時々鷹狩を催され、特に頼徸公は頻々臨場あり、斯くて当地方洪水後に於ける田畑の荒廃窮民饑に泣く惨状を親しく察し、之か救治の道に留意せしを以て、江戸参勤中桑名の領主松平公と対談適々此事に及び、同公領地もまた木曽川沿岸にて洪水の被害常に多く、往古より一目連神社を守神として上下一般に信仰し来れる事を聞及ばれ、ここに初めて同社御分霊奉祀の約諾成り、天保五年十月久留米城に於て山本郡吉木村住神職合原安藝守に来向の命あり、直に出向彼の地にて神輿を新調し、御分霊を奉護し、翌六年三月十九日松崎駅に下着御茶屋に滞在四月二十九日社殿造営の竣工を待って御遷座あらせられたるものなり。
(福岡県神社誌より)
メモ 旧無格社。
神社の成り立ちについて、福岡県神社誌では相当事細かく記されてますが、三重県の多度大社の別宮、一目連神社を勧請したこの地域では大変珍しい神社です。
祭神とされている天麻比止都禰命(天目一箇神)は筑紫国・伊勢国の忌部氏の祖とされているそうで、この地に縁がある神様でもあるようです。
撮影年 2020年
地図

神社入り口

鳥居

境内

手水舎

神馬

狛犬吽形

狛犬阿形

拝殿

本殿

神社全景

地蔵堂

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