神社名 | 早馬神社(三橋町百町) |
鎮座地 | 福岡県柳川市三橋町百町 |
由緒等 |
早馬神社と風流祭 早馬神社は、寛文二年(1662)、百町村落が東部に膨張し古い農村支配の祭政のなかから、村の自立の機運が高まり、新しく近世村落が形成される時期に創建されたと考えられる。 祭神 大山祇神 相殿に素戔嗚命・大綿津美命を祀る。 この神社の祭礼に風流祭があった。 村落西部の八幡神社の北側水路に神木が流れ着きそのまま動かず、村人は、鐘・太鼓で景気をつけ大勢で引き上げたという伝説がある。これが新しい神社がつくられ、村の活性化が求められていたため、早馬神社のお祭りとして作り上げられたものであろう。 この風流祭については、明和二年(1765)、南筑明覧に「雷神の森」とあることから雷神が存在し、その雷神の祭礼を行い作花を供えていたことがわかる。 その後次第に作花が鉾に美しく飾られるようになる。 文政七年(1824)、華のお江戸の耽奇会で「筑後州、柳河藩鳴雷大明神祭事所用菊傘鉾」として紹介され、一躍天下に有名になった。立花文書によれば、この菊花を四国の山内蜂須賀の両藩主が手に入れたことが書かれている。百数十年前の祭事に菊花を傘鉾に飾り、村の行事として作り上げ、年と共により優れものとして来たこの祖先に敬意を示さずにはおられない。 (案内板より) |
メモ | 早馬神社は筑後地方に何社かありますが、ここが一番立派な早馬神社です。風流祭で有名です。 本殿は御神木でしょうか? |
撮影年 | 2020年 |
地図 |