神社名 | 上津天満宮 |
鎮座地 | 福岡県久留米市上津町字本山2077 |
由緒等 |
当社は学問の神様として知られる菅原道真公を祭神とし敷地境内併せて九千㎡の森の中に鎮座しています。 寛文十年(1670今より317年前)当社の宮司、河内、宮内及び当村庄屋、市右衛門が有馬藩に提出した報告書によると当社は上津荒木村(千束・本山・上津・二軒茶屋・野添)の氏神で社殿は二間に三間の茅葺き陰暦十一月十五日村中で祭礼を行いお供え上げ御酒を備え御神楽相つとめたとあります。鎮座の時期については同書上でも不明としていますが中世までさかのぼることは確かと思われ、又境内は古代遺跡で縄文石器弥生石器も採集されています。 現在の社殿の建立の時期についても不明ですが、鳥居・こま犬等の刻銘から文政の頃かと推定されます。 本殿東奥に三つの祠があり、中央が豊姫宮(別名乙姫宮)向かって右は若宮八幡宮 左は大神社です。共に上村(上津)区域に鎮座していたものを大正十四年現在地に移転したもので中央の祭神は女の神、安産の神「豊比咩命神」で高良の神(玉垂命神)の配偶神だと云われています。この神は一説によれば天長四年(827年)の勧請ともいわれその後、玉垂命神と並んで神階を授けられ寛平九年(897)には正四位上に叙されています。正史上の豊比咩神は玉垂命神と同殿か或いは両宮相並んで鎮座していたもののようです。 (案内板より) |
メモ |
境内奥の豊姫宮は、筑後国の名神大社である「豊比咩神社」とする説があるそうで、一応、式内社という括りにしてみました。他にも「豊比咩神社」の論者は近くに数社あります。 境内は公園になっており、国道3号線の西側に入った所に鎮座する静かな神社です。 |
撮影年 | 2017年 |
地図 |