神社名 | 伊勢御祖神社 |
鎮座地 | 福岡県久留米市御井 |
由緒等 |
「延喜式神名帳」所載、筑後国大小四座のうちの一社でいわゆる「式内」の古社である。天慶七年(九四四)の「筑後国内神名帳」には「正五位下伊勢天照名神」とも見える。伝えるところによれば、桓武天皇の延暦三年(七八四)九月、国司藤原易興の受奏によって、伊勢国山田原(宇治山田、現伊勢市)より遷座、神貢五十七束が奉られたという。即ち筑後における最も由緒正しい皇大神宮(内宮)の分祀である。 建仁元年(一二〇一)の文書には、単に「伊勢社」とあり、室町時代末の「高良社画縁起」では、山麓大鳥居の北(現御井小学校正門付近)に「伊勢」の小祠が描かれているが、現在地に遷座された。同年以降、毎年七月二十三・四の両日には、「灯篭賑」が行われ、参詣者が群集したという。左右の境内社(八幡宮・天満宮)も古くから山内に祀られていたものを、ここに遷したのである。 (案内板より) |
メモ | 高良大社参道沿いに鎮座する神社で、式内社。同じ久留米市の伊勢御祖神社(大石神社)も同じく式内社とされている。 |
撮影年 | 2015年 |
地図 |