神社名 | 若八幡神社 |
鎮座地 | 福岡県嘉麻市山野1620-1 |
由緒等 |
若八幡神社略記 一、祭神 仁徳天皇・大葉枝皇子 小枝葉皇子・䳄鳥皇女 一、由緒 ○後冷泉天皇(第七十代)の天喜元年頃(一〇五三)に創建される。(奉納の神鉾に天喜元年八月十八日の銘がある) ○後嵯峨天皇(第八十八代)の寛元二年(一二四四)の春、宇佐大宮司豊前国到津、筑前国立岩領主下山野冠者、宇佐宿祢公高が宇佐領御神領地立岩別府管内の総鎮守として御分霊を併せ祠る。 ※この頃、奉楽祭が伝えられる。 ※以来、宇佐大宮司と立岩別府領主を兼ねたものが奉祀し神宮寺を建立し、座主別当を配置した。 ○文永八年(一二七一)神宮寺座主妙道が五百羅漢を奉納。 ○至徳二年(一三八五)秋月城主秋月種氏が鰐口を奉納。 ○永禄四年(一五六一)大友宗麟の家臣奈多鑑基が山野城攻略の時、社殿並びに神宮寺炎上(神宮寺廃寺) ○永禄七年(一五六四)宇佐大宮司公澄神殿再建 ○寛永年間筑前国大守黒田忠之が社殿の改築、祭祀の厳修をはかる。また享保年間、天保年間山野触がおかれるとその宗廟として崇敬を受けたので古式奏楽祭を遺存することができた。 ○寛文八年(一六六八)獅子狛犬奉納[獅子の銘に「寛文八戊申年十一月吉日願主西田忠右門」狛犬の銘に「寛文八戊申年十一月吉日願主石川彌二郎・赤坂半三郎・西田源三郎」とある。 ○享保十三年(一七二八)黒田藩士佐々倉氏宗村、須賀神社に鳥居奉献 ○宝暦五年(一七五五)神額奉納[中並半三郎] ※明治十三年(一八八〇)から明治二十二年(一八八九)の十年間奏楽祭中止される。 ○昭和三十二年(一九五七)鎮座九百年祭執行 ○昭和三十三年(一九五八)十月「山野の楽」福岡県無形文化財に指定 ○昭和五十一年(一九七六)「山野の楽」福岡県無形民俗文化財となる。 ○平成元年(一九八九)神殿・拝殿改修 ○平成六年(一九九四)伝承館建立(稲築町)を記念して楽保存会発足、五百羅漢(県有形民俗文化財)収納家屋改築 (案内板より) |
メモ |
嘉麻市内で最も壮麗な社殿を誇り、五百羅漢、庚申塔など見どころがたくさんある非常に魅力的な神社です。 五百羅漢は文永八年(1271)に神宮寺座主の妙道が豊前の五百羅漢(大分県中津市の羅漢寺)に倣って奉納したと伝えられ、全部で約390体あります。 |
地図 |