神社名 仙人神社
鎮座地 福岡県京都郡みやこ町勝山池田
由緒等 仙人神社(せん助さん)

 せん助さんは江戸時代後期の安政年間頃に京都郡池田村(現みやこ町勝山池田)に実在したといわれる人物です。伝説によると、たいへんお酒が好きで、お人好し。会う人みんなにお酒を飲ませて陽気に笑い、自分の山を売っては祝い酒をふるまう、そんな名物男でした。
 そのせん助さんの口癖は「自分が死んだら林の中の山桃の木の下に埋めてくれ。神様になってみんなの願い事を一つ叶えてあげる」というものでした。しかし、せん助さんが死んだ時、家の者はこのことを気にもとめず、村の墓地に埋めてしまいました。そうしたところ、その夜から三日三晩、笛や太鼓の音が家中やかましく鳴り響き、家の者は一睡もできなくなってしまいました。あわてて山桃の木の下に埋めかえたところ、ピタリと騒ぎが静まったといいます。
 現在、せん助さんのお墓は高野山の麓に仙人神社としてまつられており、地元では命日の三月十九日に「せん助祭り」をして供養しています。この神社にお参りするときには、せん助さんの口だといわれるお堂の後ろにある、石の尖った先端部分に酒をそそぎながら「せん助さん、まあ一杯おあがり下さい」と言い、次に「今度は私が一杯いただきます」と言いながら酒をくみかわし願い事をすればかなうといいます。
(案内板より)
メモ 地図では出てきませんが、県道64号線沿いに案内板があります。お酒を酌み交わしながらお参りするというユニークな神社です。
地図

鳥居

境内

拝殿

お堂

お堂内

龍神でしょうか

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