神社名 | 勝山神社 |
鎮座地 | 福岡県京都郡みやこ町勝山黒田字権現山1296-1 |
由緒等 |
「勝山権現社縁起」によれば、この神社は正保二年(一六四五)の大旱魃の際に飯岳権現から勧請(分霊を移してまつること)したとされます。飯岳権現は、ここから見て南西方向にそびえる大坂山(別名・飯岳)山頂にあって、藤原広嗣の霊をまつる社です。 正保二年の大旱魃の際、ほかの神社に祈っても雨が降らなかったのに、飯岳権現に祈ったところ三日のうちに雨が降り、作物がとれたといいます。そんな霊験あらたかな飯岳権現をこの場所に勧請しようと、仮宮の建設をはじめたところ剣や鉾が出土したと伝えられています。また、その翌年、拝殿をつくるため地ならしをしたところ、一間(約1.8m)四方の石の棺が出土し、その周囲には四尺(約1.2m)四方の石の墓が多数あったといいます。当時の人々は、一間四方の大きな墓は広嗣の墓で、小さなお墓は家臣の墓ではないかと考えた様ですが、じつは、この山中には多くの古墳があるので、おそらく、人々が見つけたのは古墳だったのでしょう。 享保九年(一七二四)の大旱魃の時も人々の祈願で雨を降らせたと伝えられ、現在でも地元の皆さんによって大事に管理されています。 (案内板より) |
メモ | 勝山神社古墳があります。また、参道が思ったより長いです。 |
地図 |