神社名 真清姫神社
鎮座地 福岡県行橋市津積346-3
由緒等 この真清姫神社は、昔から「姫神様」と呼ばれて、広く人々の信仰を集めて今日に及んでおります。
 創建は今を去る百五十年の昔、天保三年(西暦一八三二年)三月二十五日となっています。
 真清姫は、当時大島八幡宮の祠宮で学徳近郷に高かった定村直栄の姫君に当り、よく婦道を全うして村人の尊敬を受け又来り学ぶ数多くの子弟(直栄、嗣子直孝、その学友村山仏山等に対しても親切にお世話なさったのでありました。
 当時、ひどく性病が流行して人々の心を悩まし、特に婦人病による難産は目をおおうありさまでした。このような時、真清姫はいたくこれを憂え、自ら大川に禊して、大島八幡宮に祈り、身を以て人々の苦難に代らんと誓いました。そして死に臨み「私は八幡宮のお力で救われました。皆さん、私を信じて祈る者は必ずこの苦難を免れるでしょう」との一言を残してこの世を去ったのであります。
 村人は、その慈悲に大いに感激し、姫の没後、その霊を祀るために神殿を営み姫神様と称えて信仰し、今日に至りましたが、昭和の初めまでは、姫神様を信仰する者が多く、毎日参詣者は後を絶たず、そのあらたかな霊験に普く西日本一帯に及んでいました。悩み事の多い今日、各方面から参拝者が増えています。
メモ 最初、神社とは気づきませんでした。
大きくいえば顕彰系の神社の一種と言えますが、極めて限定的な範囲であってもこのような信仰が生まれるところが神道の奥深さではないでしょうか。
地図

拝殿

本殿

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